こんにちは、milokitimaruです。
このブログでは「遠回りキャリア × 資産形成」をテーマに、30代後半会社員のリアルを記録しています。
1. 導入
前回は、2016〜2025年の給与推移をグラフで振り返りました。
数字だけ見ると右肩上がり。でもその裏側には「遠回りキャリア」ならではの事情があります。
私は、法科大学院卒 → 司法試験断念 → 飲食の短時間正社員 → 税理士法人という経歴。
スタートは遅く、20代後半の時点で同世代より収入もキャリアも出遅れていました。
2. 年収アップの裏側 ― 仕事内容と責任の変化
2018年に税理士法人へ転職したときの月給は20万円。
そこから少しずつ昇給し、2023年に大きく伸びたのは「仕事の質」と「責任範囲」が変わったタイミングでした。
- 入社当初:申告書への入力など、事務作業メイン
- 2020〜2022年:申告書作成、数字管理、新人教育など“社内の中核作業”が増える
- 2023年〜:相続税申告の顧客担当として最前線へ。顧客対応の中心に
昇給は「年数」だけでなく、アウトプットの質 × 責任範囲に強く連動する――それを体感しました。
正直、いちばんしんどかったのは入社直後。試用期間で「本採用は難しいかも」と言われたことも…(この話はまた別の回で)。
3. 遠回りでも取り戻せる、でも…
20代後半スタートでも、ここまで年収を上げることはやれば届くと証明できた気がします。
ただし、いくつか前提条件がありました。
- 長時間労働も厭わない数年間
時代に逆行しているのは承知。それでも**遅れている分の“加速期間”**は必要でした。 - 業界の成長性・需要を見極める
配属は結果論の側面も大きい。ただ、市場感は痛感しました。 - 給与に反映されるか
ここが最重要。入社前の見極めが難しいので、事前情報の収集・入社後の観察とコミュニケーションが肝。
同時に、同世代の分岐も見ました。
司法試験仲間で弁護士になった人、公務員に転じた人、一般企業の法務に入った人…。“自分はできなかった”現実が焦りを生み、飲食の前、飲食からの転職時期に色々受けて落ちまくった時期もありました。現実は思ったよりずっと厳しい。
それでも、時間とエネルギーを投下すれば、取り戻す余地はある――それが今の実感です。器用な人なら、もっとスマートにやれるところなのですが(笑)。
4. これから社会に出る人へ(本音のメモ)
- 業界選びは本当に重要
給与水準・昇給ペース・市場の伸びは業界で大きく違う。悲しいけど事実。 - 素直さは最強のブースター
変なプライドは封印。良い型は盗む。素直な人は現場で可愛がられる
→ チャンスが回ってくる。
→自分が素直というより、素直な人、素直じゃない人を見てるとより実感します。 - “前向きにやり切る”は武器
やらされ感よりも「自分ごと化」すると、成長も評価も変わる。全部をポジティブにしろじゃなく、打席に立つ回数を増やす意識。
よっぽど特殊な技能を除けば、人ができることの差はそこまで大きくない。差がつくのは、環境選びと、メンタルに紐づく行動だと感じています。
年収がすべてじゃない。
自分は遅れた分追いつきたいという気持ちがより強かったので、上記のような形になってます。
自分の優先順位(やりがい/時間/お金)を言語化して選ぶことが大事。
労働は人生の時間の多くを占めるので、どう向き合っていくかですね。
改めて言うことでもないかもしれませんが。
5. これからの自分
今はお給料だけ見ればだいぶもらえるようになりましたが、昇給幅は固定化されつつあります。
新卒初任給UP、人材確保、会社のブランディング投資…組織の事情もある。
正直、**「年5万円×毎年=40歳で年収1,000万」**みたいな皮算用をしていた時期もありましたが、現実はそんなに甘くないですね。
おそらくここから固定の昇給になりそうな予感もあります、であれば今後自分に入ってくるお金というものは数字で明確になってしまうところがあります。それが少し寂しく感じてしまいました。。。
ここから伸ばすには、二本立てでいきます。
- 給与以外の柱:副業と資産形成(時間を奪わないやり方で)
⇒副業はまだ全然イメージできていませんが、まずはできるところである資産形成ですね。 - 働き方の見直し:収入と時間のバランス最適化(“可処分時間”を増やす)
⇒会社も人員確保を進めている、ここが進めば時間のバランスは取りやすくなるはず・・・!
無理せず、でも止まらず。淡々と積み重ねます。
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